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凛として時雨・ピエール中野氏(Dr) 『ピエールフェス THE FINAL』から見る現代のアーティスト活動の在り方

凛として時雨・ピエール中野氏(Dr) 『ピエールフェス THE FINAL』から見る現代のアーティスト活動の在り方

インターネットが普及し、TwitterやInstagramをはじめ、SNSが盛んな今日。アーティスト自身がセルフプロモーションをできる時代へと突入したことにより、今までライブと音源でしか出会うことができなかったアーティストをより身近に感じることができる環境が整ったといえよう。コンパクトディスクの販売に代わって、音源・映像配信のサブスクリプションが流行したことで、エンタメファンは様々な作品に触れる機会が増し、アーティストは世界中に作品を発表する機会を多く得ることができるようになった。もちろん賛否はあるものの、従来から比べるとまさに画期的なインターネット社会が繰り広げられている。

そんなインターネットでのプロモートを自由自在に使いこなし、常に話題を提供しているアーティストのひとりがドラマー・ピエール中野だ。ロックバンド・凛として時雨としての活動のほか、フェスのプロデュース、バラエティー番組への出演など様々な顔を持ち、ファンを飽きさせない魅了的なアーティストだ。アーティストというより、エンターティナーといったほうがシックリくる。

そんな彼が長年プロデュースしてきた自身の誕生日を祝うイベント『ピエールフェス」が今年7月18日、恵比寿LIQUIDROOMでついにファイナル公演を迎えた。『ピエールフェス THE FINAL』と題された公演は、X SUGINAMI、Maison book girl with カオティック・スピードキング、ヤバイTシャツ屋さん、DJゲストアクトとしてやついいちろう、ダイノジ、そしてスペシャルゲストとして大森靖子と彼を慕う仲間たちが多数駆け付けた。我々ROCK PRESS TOKYOはイベントの模様を取材させていただいた。

当日は初っ端からピエール中野のDJが先陣切る形でDA PUMP『USA』、ヤバイTシャツ屋さん『あつまれ!パーティーピーポー』、TOKIO『LOVE YOU ONLY』、ゴールデンボンバー『女々しくて』などのキラーチューンを次々に披露し会場を沸かせた。つられた場内からは喝采と大きなコールアンドレスポンスが湧き上がり、誰しもがこのイベントの成功を確信したと思う。

凛として時雨・ピエール中野氏(Dr) 『ピエールフェス THE FINAL』から見る現代のアーティスト活動の在り方

ライブアクトのトップバッターに登場したMaison book girlはアバンギャルドな変拍子・不協和音と芸術性の高いダンスでポップカルチャーを走り続けている4人組のアイドルである。今回はピエール中野も所属しているカオティック・スピードキングとのコラボ出演とのことでロックテイストにアレンジされた『言選り』も披露し、いつもとは一味違う唯一無二の世界観を作っていく。その後は会場全体がクラップで埋め尽くされた『film noir」、疾走感のある『rooms』などをお馴染みのロックチューンを次々と畳み掛けて、鮮やかなパーティースタイルのDJやついいちろうにバトンタッチ!

凛として時雨・ピエール中野氏(Dr) 『ピエールフェス THE FINAL』から見る現代のアーティスト活動の在り方

そんな彼はB’z『ultra soul』の大合唱とともにスタートし、レキシ『きらきら武士』、ELLEGARDEN『Red Hot』、レキシとコラボしたエレキシの『トロピカル源氏』といったバラエティあふれるサウンドでオーディエンスの心を鷲掴みにする。ラストはピエール中野の誕生日をMONGOL800『HAPPY BIRTHDAY』でお祝いし、最後まで多幸感溢れるハッピーな空間を演出してくれた。

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