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『NAOKI(FANTASISTA/ex.Kagrra,)の人生どうかしてるぜ♡』Vol.9 森重 樹一(ZIGGY)

『NAOKI(FANTASISTA/ex.Kagrra,)の人生どうかしてるぜ♡』Vol.9 森重 樹一(ZIGGY)

NAOKI:今は31周年目に向かっているわけじゃないですか。そのスタイルでずっとやってきた中で絶対に岐路はあると思うし、モチベーションの継続って、すごく大変だと思うんですよ。悩んだことってあったんですか?

『NAOKI(FANTASISTA/ex.Kagrra,)の人生どうかしてるぜ♡』Vol.9 森重樹一

森重:もう今は吹っ切れたっていうか、割り切れたよね。考えたことはいっぱいあったよ。ただ、よく考えてみたら、“俺、これ以上に好きなことって他にないじゃん”って気づいたんだ。自分がロックに出会って“こんな風になりたいな”って思ったティーンエイジャーの頃の気持ちっていうのかな。もちろん人間だから欲もあって“あんなことも、こんなこともしてみたい”っていう気持ちもあるけど、いろんなものを取っ払った時に、十代の前半に出会った音楽で“これやりたい!”って思うあの気持ちね。あれ以上に強い信念なんてないんだよ。今、それを自分がやれる環境にあるのって、すごいことだと思う。作品は常に最高のものを作っているつもりだけど、まだ自分がやっていないことや経験していないこともあるし、そこにトライする意味はまだまだあると思ってる。

NAOKI:じゃあ今でもチャレンジする楽しさっていうのはずっと忘れずに活動できるってことですよね。

森重:そうだね。全部が自分の思い通りにできるわけじゃないじゃん? 今でも自分の頭の中で思い描いたものを形にすることができたらいいなって、すごく思ってるよ。それに、知らないことを知れた時や、できなかったことができるようになった時の喜びってすごく大きいよね。だから、今でももっと何かができるんじゃないかって思うんだ。

NAOKI:ZIGGYって、いったん活休したり、メンバーさんも脱退があったりしたじゃないですか。そんな中で、心が折れたなんてことはありませんでしたか?

森重:それはあるよ!

NAOKI:そういう時って誰かに相談したりしますか? もしくは自分で解決するとか。

森重:どうすれば今の状態がよりよくなるんだろうっていうのは考えるよね。当然、自分の力だけではどうにもならないこともたくさんあったし。たまたまいろんな偶然が重なって、(ZIGGYは)自分ひとりの状態になったけど、そこでまた何かやってみようって思えるようになったんだ。そりゃ全部自分の力だけでできるわけじゃないよ。ただ、必要なものって、きっと与えられるんだと思う。その与えられたものを自分でよしと感じた時に、何か新たなトライができるような気がしていて。“これがなきゃあれがなきゃ”って無い物ねだりしている時は、物事はひとつも前に進まなかったけど、“今与えられたものの中でもやれるんじゃないか”って思ったらやれるんだよ。ただ、一番辛かったのは人間関係で軋轢が生まれてしまった時だね。いくつかバンドを同時に走らせていた時期があったんだけど、自分以外のメンバーの気持ちが想像できなかったんだな、その時は。でも、それを生んでしまったのは自分自身だったわけで。結局、ZIGGYの動きを止めなきゃならないような精神状態になってしまって。でも、それだって貴重な体験だったと思う。それがあったから、いろんなことを考え直すことができたんだよね。

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