INTERVIEW

GLIM SPANKYのサイケな本質が大爆発!新作『BIZARRE CARNIVAL』で炸裂する世界観とは?

GLIM SPANKYのサイケな本質が大爆発!新作『BIZARRE CARNIVAL』で炸裂する世界観とは?

――ところで、「白昼夢」のリズムって、カホーンじゃなかったんですね!

亀本:カホーンっぽいですけどね。でも、プラスチック製のゴミ箱です(笑)。

――えええええ!

松尾:ユニバーサルのスタジオにあったゴミ箱のゴミを取り払ってマイクを仕込んでボンボン叩きました。

――それは衝撃(苦笑)。

松尾:あのヒントはビートルズの「Blackbird」からきているんですよ。ドラムじゃない音がリズムとってるみたいなのっていいなって思っていたので。

亀本:クリックの音をちょっと変えて「Blackbird」みたいにしたいなと。で、ゴミ箱を叩いてみたらいい音だったんだよね。

松尾:あと、コップの中に水を張って音階作ってみたり。誰にでも出せる音で作るっていうのがテーマでした。曲自体もすごくすんなり出来たんです。ちょうど実家に帰っていた時にベランダに寝そべりながらギターを弾いていたらパッとできちゃって。ホントに昼下がりに白昼夢を見るように、適当にギターを弾いていたら出来たんで、リラックスしたナチュラル感をサウンドにも落とし込みたかったんですよね。それでどこにでもあるものを使って、メチャクチャ生々しく録るっていう方法でやってみました。

――確かに「白昼夢」を聴くと、広いウッドデッキに仲間が集まって、遊びながら音を出して……みたいな光景が浮かびますね。

松尾:そうそう、そういうイメージでした。音楽好きの奴らが集まってきて、適当に何かを叩き始めたっていう設定で。

――新たな試みの楽曲もありますが、統一感のあるアルバムにまとまってますよね。タイトルの『BIZARRE CARNIVAL』もしっくりきますが、2曲目の「BIZARRE CARNIVAL」をタイトルと同名にしたのは、作品を象徴する意図があったんですか?

松尾:確かに早めに出来ていたというのはありますが、とにかく私がこの曲を気に入り過ぎちゃって(苦笑)。何とかみんなに聴かせる方法はないかと考えてたんですね。その時はまだ曲タイトルが決まってなかったんですよ。でも、先にアルバムのタイトルを決めることになって、作品のキーワードでもあるサイケデリックと、摩訶不思議な見世物小屋っぽい世界を意味するカーニバルをイメージして『BIZARRE CARNIVAL』にしたんです。実は「BIZARRE CARNIVAL」の歌詞の中には“カーニバル”っていう言葉も入っていたので、ピッタリかなと。ただ、その時にはもう「吹き抜く風のように」が、リード曲に決まっていたんですけどね。

――確かに「吹き抜く風のように」はアコースティック・ギターの利いた爽快な楽曲ですよね。でも、強いメッセージがあるのもすごくいいなと思います。

松尾:あ、ありがとうございます! ただ、リード曲ではない「BIZARRE CARNIVAL」を際だたせるためには、もうアルバム・タイトルと同じにして、この曲に意味を持たせなきゃと思って(笑)。

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