INTERVIEW

葵-168- 三年半ぶりの新曲「MUSIC」に込められた想い

葵-168- 三年半ぶりの新曲「MUSIC」に込められた想い

——一番最初に聴かせていただいた時に恋愛のことを歌っているのかなと思いました。

そうですね。音楽に対するラブソングという感じですね。
こう言うとちょっと恥ずかしい(笑)。自分らしくないかもしれないですけど。『君』っていうワードが出てくるんですけど、一つは音楽に対しての意味で、もう一つはファンの方に対しての意味です。同じワードですが、ちゃんと読めば分かると思います。そこにもぜひ注目して聴いてもらいたいです。

——MVも撮られたと言うことで、いかがでしたか?

昔から一緒に作っていただいている監督さんに撮ってもらいました。監督さんにも響いたものがあったみたいで“こういう世界観を表現したい”と提案してくれて、それがもうすごく嬉しくて、ディスカッションしながら楽しく作れました。
内容は、“一人のヴォーカリストが情熱的に気持ちを歌い上げているシーンのみ”です。余分なものはできるだけ取って、あるがままを伝えようという話になり、すごくシンプルなMVになりました。
今って色々なものを綺麗に見せようとして加工するのが当たり前になっていますよね。そんな中で真逆にある作品だと思います。歌詞は感情全開だし、MVでは、ぐちゃぐちゃに顔を歪めながら歌っていますし。

——“等身大の葵(葵-168-)さん”という解釈で良いでしょうか。

そうですね。今の僕を見てもらいたいです。

——どの職業の方にも葛藤があると思います。それが体現できている作品というか…、とても胸に響きました。

葵-168-
ありがとうございます。僕に音楽があるように、みなさんにも何かしらあると思うんです。そして、何かで悩めることはとても幸せなこと。だから、逆に音楽が無くなった自分が全く想像つかないんですよね。もし歌うことを辞めた時にどうなってしまうのだろうと。『しがみついて』っていうワードがたくさん出てくると思うのですが、どんなに格好悪かったとしても音楽にしがみついてこれからも生きていく覚悟です。音楽を離したくないという気持ちですね。

——活動休止や解散されるバンドも残念ながら増えているのが現状です。葵(葵-168-)さん自身不安や葛藤はありますか?

継続って一番難しいですよね。音楽の在り方が一瞬一瞬で変わっていくのを肌で感じます。ミュージシャンが音楽だけで生活していくのが困難になっていますよね。音楽を辞めたくなる気持ちももちろん分かります。ただ、どんな状況になっても僕だったらどうにかして音楽をやりたい。自分はまだ頑張りたいです。

1 2 3