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PIERROT+DIR EN GREYが横浜アリーナで世紀の対決!ピエラーと虜を熱狂させた奇跡の対バン!

PIERROT+DIR EN GREYが横浜アリーナで世紀の対決!ピエラーと虜を熱狂させた奇跡の対バン!

 PIERROTとDIR EN GREYが7月7日と7月8日の2日間にわたり、対バンを繰り広げた注目の公演「ANDROGYNOS」が横浜アリーナで行われた。彼らはいずれも90年代後半にデビューを果たし、その強烈な個性で多くの熱狂的なファンを獲得していったカリスマティックなバンドだ。PIERROTのファンは“ピエラー”や“ラー”、DIE EN GREYのファンは“虜”と呼ばれ、その忠誠心やファン度合いを競い合う熱狂が、双方をモンスターバンドへと押し上げた。この現象は“宗教戦争”とも揶揄されたが、その双璧が前代未聞の対バンをするとあって、音楽シーンがざわついたのは言うまでもない。

 ちなみに、PIERROTは2006年に解散を発表したものの、2014年10月末に「DICTATORS CIRCUS FINAL」と銘打ったライブを開催。それ以降、再びメンバーが集結するのかはハッキリ名言していなかった。一方のDIR EN GREYは、激しさの中にも人間の持つ“痛み”や“脆さ”などを追求。止まることなく活動を続け、独特の美学で海外にまで知名度を広めていった。

 こうして、7月7日の初日には、両バンドと供に熱い思いを抱えて、多くのファンがつめかけたのである。ここでは初日の模様をお伝えしよう。

 開演時間となり、場内が暗転。歓声とともに、一気に緊張感が高まる。期待感が渦巻く中、最初に登場したのはDIR EN GREYだった。1曲目は過激な表現のMVが話題となった「Revelation of Mankind」。2014年リリースのアルバム『ARCHE』のラスト曲で、人間の深淵部分をアグレッシヴに表現したナンバーだ。ここから一気にディープな世界に引き込むと、続けて「audience KILLER LOOP」をプレイ。

PIERROT+DIR EN GREYが横浜アリーナで世紀の対決!ピエラーと虜を熱狂させた奇跡の対バン!
「かかってこい!」という京の煽りに、会場全体が瞬時にヒートアップしていく。DIR EN GREYはここ最近、過去にリリースしたアルバムを再構築するライブを行っているが、この日はそういう縛りがなく、かなりバラエティー豊かなセットリスト。3曲目には2002年リリースの『鬼葬』に収録された「FILTH」が飛び出す。シングル曲を多くちりばめた選曲というのは、かなりレアだ。昔の楽曲も、現在の感覚でアレンジされ、バンドの進化がくっきりと感じられる。彼らの重厚なパフォーマンスを“ピエラー”も思い切り楽しんでいるようだった。その後も「輪郭」「THE FINAL」「AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS」……などが続き、後半には「CHILD PREY」で、一体感はさらに高まる。ここでステージに設置された大型スクリーンでは画面が5分割され、各メンバーが映し出される。表情を変えず、クールにギターをかきならす薫(G)、時に大きなアクションで存在感を見せつけるToshiya(B)、MCも挟まず、変幻自在な歌声を響かせる京。華やかなドラミングで魅了するShinya(Dr)、そして情熱的なギターで躍動感を与えていくDie(G)。これまでDIR EN GREYを見たことのない観客がいたとしたら、5人の存在感に圧倒されたことだろう。ラスト1曲を残し、ようやく京が口を開いた。

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