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ライヴイベント『NAOKI(FANTASISTA/ex.Kagrra,)の人生どうかしてるぜ!feat.高橋まこと』@新宿LOFT PLUS ONE

ライヴイベント『NAOKI(FANTASISTA/ex.Kagrra,)の人生どうかしてるぜ!feat.高橋まこと』@新宿LOFT PLUS ONE

4月4日——。29年前のこの日、くしくもBOØWYが最終公演である『LAST GIGS』を東京ドームで開催した日である。
BOØWYの存在は29年経った今も色褪せることなく、多くのフォロワーと呼ばれるミュージシャンが後を絶たない。GLAYやDAIGO(BREAKERZ)など音楽業界を支えるミュージシャンたちに多大なる影響を与え、日本のバンドブームを作り出した先駆者であると言っても過言ではない。

さて、ROCK PRESS TOKYOのNAOKI(FANTASISTA/ex.Kagrra,)の対談連載『NAOKIの人生どうかしてるぜ♡』がキッカケとなり、そんな伝説のロックバンド BOØWYのドラマー・高橋まこと(JET SET BOYS/ex.BOØWY)とNAOKIがタッグを組んで、2017年4月4日(水)に新宿LOFT PLUS ONEにてライヴイベントが行われた。一部はNAOKIがメインヴォーカル、二部は高橋まことがメインヴォーカルを務める二部構成の今宵限りのスペシャルな内容だ。

NAOKIのセクションはエモーショナルな『渇愛』から幕を開けた。研ぎすまされたギターの音色に重なるNAOKIの艶のあるセクシーな歌声とアグレッシブルで華やかなベースは聴き応え充分。まるで、ジャズ・バーに様変わりしたかのような場内でオーディエンスは酒を片手にその歌声に酔いしれた。いつもとは一味違う酒を飲みながら音楽を楽しめるオトナなイベントもなかなか良いものである。続いて披露されたのはBOØWYのミディアムバラードナンバー『B・E・L・I・E・V・E』。荒谷みつる(Gt)の美しいギターの音色に寄り添うように歌うNAOKIの伸びやかなヴォーカルが映える本家にも負けず劣らずのカヴァーに仕上がっており、“BELIEVE,YOUR MIND,BABY”という優しい囁きがオーディエンスたちの日々の疲れを癒してくれた。楽曲に共感し、彼なりの解釈を持って情熱的に歌い上げる姿からは、原曲への敬意を強く感じることができた。
ライヴイベント『NAOKI(FANTASISTA/ex.Kagrra,)の人生どうかしてるぜ!feat.高橋まこと』@新宿LOFT PLUS ONE
NAOKIのソロ・プロジェクトであるFANTASISTAは繊細でどこか儚い印象の楽曲が多い。『夏の終わりに咲く花 』、そして新曲である『上京ライフ』もそんな楽曲のうちのひとつだ。アコースティックで聴くと、いつも以上に楽曲の持つ情景やそこに流れる風の温度や匂いだったり、彼らが生きてきた故郷や想いをイメージでき、聴き手の想像を掻き立てるのだ。決して、聴き手をおいてきぼりにしないファンと寄り添って生きていく純粋な音楽。そんな言葉が似合う曲を心を込めて中盤に続けて披露してくれた。
ラストはNAOKIの思い入れがあるというBOØWYの代表曲『NO NEW YORK』で締める。1988年、『LAST GIGS』のラストナンバーでもあったこの楽曲をシンプルな構成でありながらも重厚なロックサウンドに変えて聴かせてくれた。高橋の弾むようなカホン、そして高らかに鳴り響くタイゾ(Gt)と荒谷のギターとともに極上のグルーブを作り上げると場内からは自然と曲に合わせたクラップが沸き起こり、演奏がすべて終わるとBOØWYへのリスペクトを感じる素晴らしいステージを魅せてくれたNAOKIに大きな拍手が送られた。

<NAOKI/セットリスト>
1 渇愛
2 どうかしてるぜ
3 B・E・L・I・E・V・E
4 夏の終わりに咲く花
5 上京ライフ
6 NO NEW YORK

▶︎ NAOKIオフィシャルサイト

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